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失敗しない!カナダ 変圧器の選び方&おすすめアイテム3選

●カナダに持って行った日本のドライヤーが使えるか心配
●カナダで変圧器って本当に必要なの
コンセントの形が違うのかな?
高い電化製品を壊したくない

カナダへの留学や旅行を控えた方の多くが、電化製品の使用について不安を抱えています。特にドライヤーやヘアアイロンなど、毎日使う電化製品が使えるかどうかは大きな関心事。

執筆者
私はカナダ在住者。カナダを含めた複数の国に留学経験あり。カナダと日本の家電製品を使用し、「日本の家電製品をカナダで使用したい」と考え、変圧器を検討。実際に購入した変圧器の紹介も含めて、記事を作成しました。
この記事では、カナダで電化製品を安全に使用するために必要な知識を、わかりやすく解説します。電圧の違いや変圧器の選び方、日本での購入方法まで、具体的なアドバイスをお伝えします。

この記事を読めば、以下のことがすべてわかります。

・変圧器が必要な電化製品と不要な電化製品の見分け方
・安全な変圧器の選び方
・おすすめの変圧器
・カナダでの電化製品使用の注意点
変圧器選びに失敗して大切な電化製品を壊してしまう心配はもういりません。この記事を参考に、安全で快適なカナダ生活を送りましょう!
目次

一部の家電製品はカナダで変圧器が必要

カナダ 変圧器

カナダへの旅行や留学を計画している方の中で、よく聞かれる質問があります。「日本の電化製品は、そのまま使えるの?」「変圧器は必要?」といった疑問です。特にドライヤーやヘアアイロンなど、日常的に使用する電化製品の使用可否について心配される方が多いようです。

カナダ(120V)と日本(100V)の電圧は違う

カナダ 変圧器  電圧の差

実は、日本とカナダでは電圧に違いがあります。日本の電圧が100Vであるのに対し、カナダでは120Vが標準。この差は微妙に見えるかもしれませんが、電化製品によっては大きな問題になる可能性も。

カナダで110Vが使われていたのは数十年前。現在はごくごく一部なので気にする必要なし

カナダの電力システムは、北米の標準規格に従っています。一般家庭では120ボルト、60ヘルツの電力が供給されています。昔は110ボルトが使われていた時期もありますが、カナダでは120Vが標準。ちなみに、電力規格は北米全体で統一されているため、アメリカで製造された電気製品をカナダでそのまま使えます。

カナダで使用するときに注意する「日本の家電」

特に注意が必要なのが、ドライヤーや炊飯器といった消費電力の大きな製品です。消費電力の大きい家電をお日本からカナダに持ち込んで、そのままカナダのコンセントで使用すると、発熱やショートの原因となることがあります。

場合によっては、機器の故障や火災の原因となることも。日本では問題なく使えていた製品でも、カナダでは正常に動作しないことがあります。

カナダ 変圧器 ドライヤー
←写真は日本で販売しているパナソニックのヘアドライヤー。「AC100」と書かれています。

 

 

「AC100~240V」表示の家電は『変圧器不要』

すべての電化製品に変圧器が必要というわけではありません。最近の海外仕様の製品は、幅広い電圧に対応しています。

 

カナダ 変圧器 アダプター

←写真はに日本で購入した「アンカー製 スマホなどの充電器アダプター」

100-240vと書かれており、カナダの120Vでも使用可能。変圧器は必要ありません。

電気製品の本体やACアダプターに「AC100~240V」という表示があれば、変圧器なしでそのまま世界中で使うことができます。
最近のスマートフォンやノートパソコンの充電器には、このような表示がされているものが多くなっています。

製品の表記をしっかり確認することで、無駄な出費を防げます。

電化製品を安全に使用するためには、まずコンセントや電圧の違いを正確に理解し、必要に応じて適切な変圧器を用意することが大切。「変圧器なしで大丈夫かな」と迷ったときは、製品の仕様をしっかり確認する習慣をつけましょう。それが、大切な電化製品を守る第一歩となります。

日本の電圧100vは世界的にみても低い

カナダ 変圧器 日本の電圧

世界の電圧事情をご存知ですか?実は、日本の100Vという電圧は、世界的に見るとかなり低い水準なんです。
主な国・地域の電圧を見てみましょう。

日本:100V
北米(カナダ・アメリカ):110-120V
ヨーロッパ:220-240V
アジアの多くの国:220-230V
オセアニア:230-240V

このように、日本の100Vは世界でもかなり特殊な電圧といえます。北米でさえ日本より20V程度高く、ヨーロッパやアジアの多くの国では日本の2倍以上の電圧が使われています。

電圧だけじゃない!周波数とコンセント形状の違いも要チェック

カナダ 変圧器 加湿器
←写真は日本で販売している加湿器の商品説明欄。
50/60Hzと書かれています。カナダの一般的な周波数60Hzに対応。

カナダと日本の電気事情を比較するとき、電圧の違いだけでなく周波数にも注目する必要があります。カナダでは60Hzが標準的ですが、日本は地域によって周波数が異なり、東日本が50Hz、西日本が60Hzとなっています。

カナダ 変圧器 周波数
周波数の違いは、一見些細に思えるかもしれません。しかし、特にモーターを内蔵した電化製品では無視できない問題となることがあります。例えば、扇風機やミキサーなどの製品では、回転速度や動作に誤差が生じる可能性があります。カナダの周波数は日本の西日本と同じ60Hz。対応した家電製品を選びましょう。

コメント日本で家電製品を買う際に、周波数を気にしたことがないよね。ほとんどの家電製品は50/60Hzの両方に対応しているよ!

カナダのコンセントの形

一方、コンセントの形状については朗報があります。カナダで主流のAタイプは、日本のコンセントと同じ形状です。つまり、日本の電化製品のプラグをそのまま差し込むことができます。
ただし、ここで注意が必要です。プラグが物理的に差し込めるからといって、その製品がカナダで安全に使用できるとは限りません。

カナダ 日本 コンセント

「カナダのコンセントは日本と同じだから大丈夫」と安易に考えて、電圧や周波数の確認を怠ると、思わぬトラブルを招く可能性があります。

コンセントの形状が同じでも、機器の対応電圧をしっかり確認し、必要に応じて変圧器を用意することが賢明です。『形状が合うことと、安全に使用できること』は、必ずしもイコールではないのです。

電化製品別!カナダで使用する際の注意点

カナダ 変圧器 日本の電圧

カナダでの電化製品使用について、まず朗報からお伝えしましょう。カナダのコンセントは日本と同じAタイプが主流です。これは、ヨーロッパのBFタイプやCタイプのように変換プラグを必要とする国々と比べると、とても便利。プラグを差し込む際の物理的な心配は、ほとんど必要ありません。

ただし、ここからが重要です。電化製品によって、変圧器の必要性は大きく異なります。例えば、スマートフォンやノートパソコンの充電器には、「AC100-240V」や「Input:100-240V」といった表記があることが多いです。この表示がある機器は、世界中のほとんどの国で変圧器なしで使用できます。つまり、カナダの120Vにも対応しているということ。

日本から持っていきたい、家電製品がカナダでも使えるかチェックが必要ね

カナダ 変圧器 発熱する電化製品

 

一方で、特に注意が必要なのがドライヤーやヘアアイロンといった熱を発する家電製品です。これらの機器は消費電力(ワット数)が非常に高く、日本仕様の製品をそのままカナダのコンセントに差し込むのは危険です。故障のリスクはもちろん、最悪の場合、火災につながる可能性もあります。

したがって、電化製品を持ち込む際は、まず製品本体や付属のACアダプターに記載された対応電圧を確認することが重要です。「Input」表記をチェックし、カナダの電圧(120V)が対応範囲に含まれているかどうかを見極めましょう。対応範囲外の場合は、安全のために適切な変圧器を用意する必要があります。

プラグの形状が同じだからといって、安全性まで保証されているわけではありません。特に高ワットの電化製品については、慎重な確認が欠かせないのです。

商品保証が「日本国内使用限定」の場合も

カナダ 変圧器 国内保障

家電を海外で使用する際の注意点。

パナソニックの事例を紹介します。日本のパナソニックストアで販売されている家電製品は、基本的に日本国内での使用を想定して設計されています。そのため、カナダなど海外で使用した場合、保証の対象外となってしまいます。

 

とある国内メーカーの商品保証書

カナダ 変圧器 商品保証書
保証書の「3」の部分に「本書は日本国内においてのみ有効です」と書かれています。

 


よくあるご質問
取り扱っている商品は、海外でも使用できますか。
Panasonic Store Plus

当店で取り扱っている商品は、日本国内で使用することを前提として設計されており、国内保証のみ有効となります。

海外でご利用になる場合は、海外仕様品をご検討ください。
※当店での取り扱いはございません。

引用:Panasonic

 

変圧器の基礎知識:選び方と注意点

カナダ 変圧器 基礎知識

海外で電化製品を使用する際に重要な役割を果たすのが、変圧器(Transformer)。変圧器は、電圧を上げ下げする装置で、<海外旅行や留学時>には必要になることがあります。特に<日本製品>をカナダで使用する場合、100V仕様の機器を120Vの電圧で使用することになるため、変圧器を使う必要がでてきます。

では、具体的にどのような変圧器を選べばよいのでしょうか。最も重要なポイントは、使用する電化製品の消費電力に合わせることです。特にドライヤーやヘアアイロンは要注意。消費電力が「数百ワットから千ワット」を超えることもあり、変圧器選びを誤ると深刻なトラブルを招く可能性があります。

変圧器を選ぶ際は、必ず製品の消費電力(W)と変圧器の対応容量を確認しましょう。

例えば、800Wのドライヤーを使用する予定なら、1000W以上に対応した変圧器を選ぶのが安全です。定格容量オーバーでの使用は、変圧器自体の故障につながる恐れがあります。

 

カナダ 変圧器 Amazon

変圧器の購入方法についても検討が必要です。「カナダのバンクーバーに旅行をするので、かなだで変圧器を現地調達しよう」と考える方もいますが、日本で事前に購入することをお勧めします。その理由は、帰国後も他の国への旅行で使用できる点や、日本での保証やサポートが受けられる点にあります。

カナダに永住する人は、カナダで変圧器を購入するほうがいいですね

Amazonなどのオンラインショップでは、様々な容量の変圧器が販売されています。大容量対応の製品を選ぶ際は、レビューをよく確認し、信頼できるメーカーの製品を選びましょう。少し価格は上がりますが、安全性を考えれば必要な投資といえます。

Amazonで販売している変圧器のレビューを見ると、余裕を持った使い方をしてるのに変圧器が高温になる商品もあるみたいね。安心できるメーカーから商品を購入したいわ
結論として、変圧器は電化製品を守る重要な防衛線。機器の消費電力に見合った適切な容量の変圧器を選ぶことで、安全かつ快適な海外生活を送ることができます。

家電毎の使用W(ワット数)目安

カナダ 変圧器 家電 目安

 

変圧器選びの重要ポイント:Amazonでの購入ガイド

カナダ 変圧器 Amazon

変圧器を購入する際、最も重要なチェックポイントは消費電力、つまりワット数(W)です。

これを見誤ると、せっかく購入した変圧器が使い物にならなくなってしまう可能性があります。具体的には、「使用予定の電化製品の消費電力より大きな容量の変圧器」を選ぶことが重要です。

例えば、800Wのドライヤーを使用する予定なら、余裕を見て1000W以上の変圧器を選びましょう。容量の小さい変圧器で大きな電力を消費する製品を使用すると、変圧器がオーバーヒートしたり、最悪の場合故障したりする可能性があります。

 

変圧器 「トランス式」と「電子式」

カナダ 変圧器 トランス式 電子式

変圧器には大きく分けて「トランス式」と「電子式」の2種類があります。

【トランス式変圧器】
<特徴>

  • コイルを使って電圧を実際に変換する方式
  • 電圧そのものを変換(例:200Vから100Vへ)
  • 重量は数キロと重い
  • ほとんどの電化製品に使用可能

【電子式変圧器】
<特徴>

  • 電子回路で通電量を調整する方式
  • 約200グラムと軽量
  • 大容量対応が可能
  • 持ち運びに便利
  • 価格が比較的安価

【電子式変圧器の注意点】
<使える製品>

  • ドライヤー(マイコン制御なしの従来型)
  • 電熱器(単純なヒーター構造のもの)
  • 金属線ヒーターを使用する単純な熱器具

<使えない製品>

  • パソコン
  • テレビなどのAV機器
  • 炊飯器
  • 電子レンジ
  • 掃除機
  • 洗濯機
  • マイコン制御のドライヤー
  • デジタル表示やタッチパネルがある製品
電子式変圧器でドライヤーが使えると思ったら、「ナノケアヘアドライヤーは使えない」ということがあります。
ここまで読んでくれた人は「変圧器」って選ぶのも大変だし、変圧器対応している家電製品を選ぶのも大変ってt思わなかったかしら。私もそう思ったわ!

トランス式と電子式をもう少し深堀り

カナダ 変圧器 トランス式 電子式

【トランス式の仕組み】

コイルを使って、「実際に電圧を変換」
例えば、200Vを100Vに本当に下げています。そのため、安全に電化製品を使用できます

【電子式の仕組み】

電圧自体は変換せず、電流を制御します。

100Vで使用する場合と同じような「電力」になるよう調整します。実際の電圧は高いまま(例:200V)なのですが、電流を抑えることで<見かけ上>100Vと同じような状態を作り出しています。

炊飯器

 

【電子式がマイコン製品に使えない理由】
この「見かけ上の調整」が、マイコンを搭載した精密機器には悪影響を与えます。マイコンは正確な電圧で動作する必要があるため、高い電圧が残ったままの状態では正常に動作せず、故障の原因となってしまいます。
ですから、パソコンや最近の炊飯器など、マイコンを使用している機器には、必ずトランス式の変圧器を使う必要があります。電子式は、シンプルな仕組みの熱器具(従来型のドライヤーなど)にのみ使用するようにしましょう。
「本当に気に入っている電化製品」や「どうしてもカナダに持っていきたい電化製品」だけに絞ったほうがよさそうね。その家電製品にあった「変圧器」を買うのはどうかしら?

トランス式にも「EI型」と「トロイダル型」がある

実際にメーカーの方に質問をした内容も含めて、解説します
EI型トランス トロイダルトランス
サイズ 大きくて重量がある 小型・軽量化が可能
コスト 製造が簡単でコストが低い 製造が難しく、コストが高い
効率性 エネルギー損失が比較的大きい エネルギー損失が少なく、高効率

変圧器の心臓部とも言えるトランス。皆さんの家電製品の中にも使われているこの部品、実は「EI型」と「トロイダル型」という2つの種類があります。
たとえば、日本の変圧器のほとんどはEI型トランスを使っています。どうしてでしょうか?それは、EI型が「お手頃価格」で「作りやすい」からなんです。お菓子の大量生産のように、シンプルな設備で効率よく製造できるのが特徴。

一方、トロイダル型は「職人技が必要な高級品」のようなものです。製造には特別な設備と技術が必要で、その分コストも高くなります。でも、「軽くて小さい」という大きな魅力があります。
面白いことに、日本ではEI型の製品が多く取り扱われていますが、海外ではトロイダル型の採用率が高くなっています。

軽量・コンパクトを重視するなら、トロイダル型を使っている変圧器ね!

Amazonで変圧器を購入する際は、以下の点に注意して商品を選びましょう

カナダ 変圧器 トランス式 電子式

まず、商品説明の「最大容量○○W」という表示を確認します。これは変圧器が安全に処理できる電力の上限を示しています。次に、ユーザーレビューをよく読んで、実際の使用感や信頼性を確認することが重要です。

「カナダ向け」や「海外電圧対応」といった表記がある商品は、カナダで利用する目的に合った製品の可能性が高いわね

また、複数の商品を比較検討することをお勧めします。価格だけでなく、製品の信頼性、メーカーのサポート体制、保証内容なども重要な判断材料となります。少し時間をかけて情報を集めることで、失敗のリスクを大きく減らすことができます。

安全な海外生活のために、変圧器選びは妥協せずに、しっかりと吟味することをお勧めします。多少価格が高くても、信頼できる製品を選ぶことが、長い目で見ると賢明な選択となるでしょう。

信頼できる国内メーカー

カナダ 変圧器 信頼できるメーカー

ノーブランドやあまり聞いたことがないメーカーではなく、信頼できるメーカーの商品を選ぼう。

【国内メーカー製品を選ぶメリット】
安全性と信頼性を重視するなら、変圧器は国内メーカーの製品を選ぶことをお勧めします。

【主な理由】
・品質管理の信頼性
・国内の厳格な品質基準に従って製造
・定期的な品質検査と性能テストの実施
・トレーサビリティ(製造履歴の追跡)が確保
【アフターサポートの充実】
・製品に問題が発生した際の迅速な対応
・日本語での技術サポート
・保証期間内の修理・交換対応
カナダ 変圧器 おすすめ 日本国内メーカー
最後のおすすめの変圧器では、この2社の変圧器も紹介しています。

滞在期間で選ぶ!あなたに最適な変圧器ガイド

カナダ 変圧器 滞在期間別

変圧器選びで迷った時は、まず滞在期間と使用目的から考えてみましょう。実は、これだけで選択肢をかなり絞り込むことができます。

 

 

 

短期滞在(1週間程度の旅行や出張)の場合は、コンパクトで軽量なタイプの変圧器がおすすめ。
最近のノートパソコンやスマートフォン、タブレットの多くは100V~240Vに対応しているため、実は変圧器が必要ないケースも多いのです。必要な場合でも、小型の変圧器で十分対応できます。

特に旅行者に人気なのが、カバンに収まりやすい「コンパクトタイプの変圧器」。Aタイプのコンセントに対応した小型の製品が多く販売されており、持ち運びの負担を最小限に抑えることができます。中には「2口コンセント」や「USBポート付き」の製品もあり、複数の機器を同時に使用できる便利な機能が付いているものもあります。
長期滞在
一方、長期滞在の場合は異なるアプローチが必要です。ドライヤーや炊飯器など、消費電力の大きな電化製品を使用する予定がある場合は、「大容量対応の変圧器」を選びましょう。少し大きくて重くなりますが、安全に電化製品を使用するために必要な投資といえます。
実際の選び方としては、まず自分が使用する予定の電化製品をリストアップし、その中で最も消費電力が大きな製品に合わせて変圧器を選ぶのがコツです

 

例えば、スマートフォンとノートPCだけを使用する予定なら、軽量タイプで十分です(そもそも、変圧器が必要ない場合も多い)。しかし、ドライヤーや電気ケトルなども使用する予定なら、大容量タイプを検討する必要があります。
このように、自分のニーズに合った変圧器を選ぶことで、必要以上に大きな製品を持ち運ぶ必要がなくなり、快適な海外生活を送れます。必要十分な機能を持つ変圧器を選ぶことが、賢い選択といえるでしょう。

 

用途別で選ぶ!変圧器の選び方完全ガイド

カナダ 変圧器 USBポート

変圧器を選ぶ際の便利な機能として注目したいのが、USBポートの搭載有無。

昨今は、スマートフォンやデジタルカメラなど、USB充電が必要な機器を複数持ち歩くことが一般的です。USBポートが複数付いた変圧器があれば、一度に複数の機器を充電できて便利。また、通常のコンセントを占有せずに済むため、限られた電源環境でも効率的に機器を使用できます。

長期滞在や出張で日本の電化製品を持ち込む場合は、電子式の大容量変圧器がおすすめです。特にドライヤーや炊飯器といった消費電力の大きな製品を使用する予定がある場合、1,000W以上に対応する電子式モデルを選びましょう。従来のトランス式は重量が重くなりがちで、高消費電力の機器に対応できないケースもあります。

実際、多くの人が日本からお気に入りの電化製品を持ち込みたいと考えています。現地で新しい製品を購入するよりも、使い慣れた日本の製品を使いたいという要望は非常に多いのです。
カナダ 変圧器 Vancouver

バンクーバーなどの現地で変圧器を探すこともできますが、品揃えや価格面で日本より不利な場合があります。複数の電化製品を持ち込む予定がある場合は、大容量タイプの変圧器で一括対応するのが賢明でしょう。
ただし、変圧器を購入する前に、必ず製品本体の対応電圧を確認してください。最近の電化製品には、「100V~120V対応」や「AC100-240V」といった表記がされているものが増えています。このような表示がある製品は、カナダでも変圧器なしで使用できる可能性が高いです。特にノートパソコンの充電器には、このような仕様のものが多く見られます。

カナダ 変圧器 ノートパソコン

製品の仕様をしっかり確認せずに変圧器を購入してしまうと、不要な出費になってしまう可能性があります。まずは使用予定の電化製品をすべてチェックし、本当に変圧器が必要かどうかを見極めることが重要です。そうすることで、効率的な海外生活の準備が整えられるでしょう。

 

カナダでの変圧器調達:現地購入と日本購入のメリット・デメリット

カナダ 変圧器 国内購入 現地調達

「変圧器は現地で買えばいいや」と考えている方も多いのではないでしょうか。実際、バンクーバーやトロントといったカナダの大都市では、変圧器を購入することは可能です。WalmartやBest Buyといった大型店舗では、「Voltage Converter」として変圧器が販売されています。

しかし、現地購入と日本での事前購入、どちらが得策なのでしょうか?

【現地購入のメリット】
・実物を見て選べる
・日本からカナダに重い荷物を持ち運ばなくて済む
・現地の電圧に確実に対応している

一方で、以下のようなデメリットも考えられます。

【現地購入のデメリット】
・急いで探すと高額になりがちです
・カナダは品揃えが限られがち
・日本語の説明がないため、仕様の理解が難しい場合がある

カナダの現地購入のメリット・デメリットに対して、日本での事前購入のメリット

・信頼性のあるメーカーを知っている
・じっくり比較検討ができる
・アフターサポートや保証がしっかりしている
・帰国後も他国への旅行で使い回せる
・日本のAmazonなどで購入すれば、比較的リーズナブルな価格で入手可能

また、電気製品の使用に関して見落としがちな重要なポイントがあります。カナダの電気周波数は60Hzが主流で、これは日本の西日本と同じです。しかし、完全に同じ条件というわけではありません。電圧と周波数の微妙な違いが、長期的には製品にダメージを与える可能性があるのです。

実際、「問題ない」と思って使用を続けると、徐々に機器にダメージが蓄積するケースがあります。

カナダ 変圧器 

例えば、変圧器なしで使用した炊飯器が加熱不足になったという報告もあります。日本国内仕様の製品は、想定外の負荷で故障する可能性があるのです。
したがって、長期的な視点で考えると、日本での事前購入をおすすめします。特に今後も海外旅行や出張の予定がある方は、汎用性の高い変圧器を日本で購入することで、より安心して使用できます。ただし、時間に余裕があり、現地でじっくり探せる方にとっては、現地購入も十分な選択肢となるでしょう。
いずれにせよ、電化製品の仕様をしっかり確認し、適切な変圧器を選ぶことが、安全な使用につながります。「たぶん大丈夫」という判断は避け、確実な情報に基づいて準備を進めることが重要です。

 

カナダのAmazonで販売されている変圧器(100v→120v)は少ない

実際に調べてみたところ

日本の電気って、実は世界では珍しい規格。日本では100Vを使っていますが、世界の大部分の国は220V~240V、北米(カナダやアメリカ)は120V。
カナダとアメリカは同じ120Vを使っているので、お互いの国の電化製品をそのまま使えます。そのため、日本の100V製品を120Vに変換する変圧器はあまり必要とされていません。
日本の家電をカナダで使いたい人が少ないため、変圧器を作る会社も「需要が少ないから作っても売れないかな」と考えてしまうんです。ヨーロッパでカナダ製品を使うための変圧器(120V→220V)の方が多く売られているんですよ。
このように、カナダで変圧器(100v→120v)が見つかりにくい理由は、単純に「必要としている人が少ない」というところにあるんです。

どのくらい変圧器が見つかりにくいかを、実際にAmazon canadaやBestBuyカナダで調べてみるといいかもしれません!

 

 

家電量販店(日本)に『変圧器は置いていない』という事実

カナダ 変圧器がない

他のサイトでは説明されていませんが、有名家電量販店でも変圧器はあまり売っていません。

理由は「あまり売れないから」

先日、変圧器を購入するため、近所の家電量販店をいくつか回ってみました。しかし、どの店舗でも変圧器は取り扱っていませんでした。海外旅行用の電源プラグ変換アダプターは豊富に品揃えがあったものの、電圧を変換する変圧器は見当たりません。

店員さんに変圧器の取り扱いがない理由を尋ねました。
すると、以前は変圧器を置いていましたが、買う人が少なかった(需要が少なかった)ため取り扱いをやめたとのこと。
そして、変圧器を実際に見たうえで購入したい場合は、都心や秋葉原のお店で探すことを勧められていました。都心や秋葉原に行けない場合には、家電量販店のオンラインサイトやAmazonなどで変圧器を購入してくださいとのこと。

 

変圧器の容量には余裕を持たせよう

カナダ 変圧器の容量

特に重要なのが変圧器の容量選定です。変圧器は使用時に発熱するため、長時間の使用では適切な余裕を持った容量選びが重要になります。
一般的な目安として、1時間以上継続して使用する電気製品の場合、その製品の消費電力に対して25%増しの容量を持つ変圧器を選ぶことをお勧めします。

例えば、1000Wの電気製品であれば、1250W以上の容量を持つ変圧器を選定するのが望ましいでしょう。

余裕を持った容量がある変圧器を選ぶことで、変圧器の発熱を適切に抑制し、製品の寿命を延ばすことができます。また、安定した電力供給により接続している電気製品も安全に使用できます。

海外旅行用の電源タップ(電圧変更機能なし)を間違えて買わないように

電圧を変更する機能が付いていない『ただの電源タップ(変換プラグ)』には、商品説明欄に「電圧を変えることはできません」「本製品は変圧器ではありません」と書かれていることがあります。

変圧器を購入したい方は間違えて「変換プラグ」を買わないようにしましょう。

「電圧を変えることはできません」の表示

カナダ 変換プラグ

「本製品は変圧器ではありません」の表示

カナダ 変換プラグ

 

近くに変圧器を置いている家電量販店があればいいですが、そうでない方は『Amazon、楽天市場、家電量販店のネット通販など』で変圧器を買うことになりますね。

 

電化製品の海外利用:事前準備と逆輸入時の注意点

カナダ 変圧器

カナダへの渡航前の準備で見落としがちなのが、電化製品の使用に関する詳細なチェック。スムーズな海外生活のために、事前チェックリストを作成しておくことをおすすめします。

{事前チェックリストの例)

・持ち込む機器の対応電圧表記の確認
・それぞれの最大消費電力(W数)の把握
・周波数対応状況の確認
・プラグ形状の確認(Aタイプ以外の必要性)
・変圧器の必要性判断と選定

事前チェックリストは一度作成しておけば、今後の海外渡航時にも活用できます。事前にしっかりとチェックすることで、現地での慌てた対応を防げます。
一方で、カナダで購入した電化製品を日本で使用する場合も注意が必要。この「逆パターン」での使用には、意外な落とし穴が潜んでいます。
カナダの電化製品は120V対応が基本仕様となっているため、日本の100V環境では十分な性能を発揮できない可能性があります。

・ヒーター系家電の熱量不足
・モーター搭載製品のパワーダウン
・トースターなどの加熱時間の増加
・一部機器の起動不良

例えば、カナダで購入したトースターを日本で使用すると、パンがうまく焼けなかったり、通常より長い時間がかかったりするケースがあります。これは電圧の違いによって発生する典型的な問題です。

 

最近では、海外製品の個人輸入が身近になっており、カナダで気に入った家電やガジェットを購入して帰国する方も増えています。しかし、120Vのみに対応した機器を日本で使用すると、起動しない、あるいは故障の原因となる可能性があります。

 

 

よくある質問

周波数が50Hzや60Hzのみに限定されることがある主な家電製品はなんですか。
一部の電子レンジや蛍光灯。一般に販売されている家電製品は全国で使えます。
日本の電源周波数はどのように分かれているのですか?
日本の電源周波数は東日本が50Hz、西日本が60Hzと、地域によって異なります。境界線は富士川(静岡県)と糸魚川(新潣県)を結ぶラインです。
なぜ日本は周波数が2つに分かれているのですか?
明治時代、東日本がドイツ製(50Hz)、西日本がアメリカ製(60Hz)の発電機を輸入したことが始まりです。そのまま現在まで続いています。
家電製品を買うとき、周波数はどうやって確認すればいいですか?
商品名や製品仕様に「50Hz専用」「60Hz専用」という表記がないかチェックしてください。特に記載がない商品は、通常どちらの地域でも使用可能です。
周波数の違う地域で家電製品を使うとどうなりますか?
製品によって影響は異なります。モーターを使う製品(扇風機、洗濯機など)は回転速度が変わったり、タイマー機能に狂いが生じたりする可能性があります。
すべての家電製品に周波数の制限はありますか?
いいえ。最近の家電製品の多くは50Hz/60Hz両対応になっています。ただし、モーター使用製品やタイマー機能付き製品など、一部の製品には周波数制限がある場合があります。

家電に合わせて変圧器(トランス式)を選ぶと、変圧器のサイズが大きく重くなってしまいます。どのような対処方法がありますか?

①小型の家電に買い替える。使用する家電を、消費電力の小さい機種に変更することで、必要な変圧器の容量を抑えることができます。これにより、変圧器自体も小型・軽量なものを選択できるようになります。
②現地で家電を購入する。日本の家電の持ち込みを見送り、カナダ現地で電化製品を新たに購入する方法です。この場合、変圧器は不要となり、現地の電圧に完全に対応した製品を使用できます。

電気製品の海外使用:快適な海外生活のための最終チェック

カナダ 変圧器の容量

快適な海外生活のためには、以下の3つのポイントを重点的にチェックすることをおすすめします。

◆電圧の確認

・製品の対応電圧範囲
・現地の電圧との適合性
・変圧器の必要性判断

◆コンセント形状の確認

・プラグタイプの確認
・アダプターの要否

◆変圧器の対応容量確認

・使用機器の消費電力
・変圧器の最大許容量
・対応容量に余力があるか

海外使用時のチェックポイント

特に、頻繁に海外渡航する方には、世界各国の電圧に対応できる汎用性の高い変圧器をお勧めします。ヨーロッパの230Vやアジアの220Vにも対応する製品であれば、将来的な海外渡航にも対応できます。さらに、各国のプラグアダプターがセットになった製品を選べば、より便利に使用可能。

最後に重要なポイントをまとめます。日本とカナダの電圧差は10~20V程度と、一見小さく見えるかもしれません。しかし、この差がドライヤーや炊飯器などの電化製品に重大な影響を与える可能性があります。コンセントの形状(Aタイプ)が同じだからといって、安全性が保証されているわけではありません。

適切な準備と事前リサーチを行うことで、高額な修理費用や機器の故障を防げます。少し面倒に感じるかもしれませんが、この準備が快適な海外生活への第一歩となります。安全な電化製品の使用のために、ぜひ本記事で紹介したチェックポイントを参考にしてください。

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日本からカナダに持っていくのも大変。でも一度、カナダに持っていけば、電子式変圧器のような機器を選ぶ煩わしさともおさらば!快適なカナダ生活が待っている!

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トロイダルトランス式変圧器 東京興電

トロイダルトランス式変圧器 東京興電

TB-1500変圧器は、海外でも日本の電化製品を安心してお使いいただける製品。最大1500Wまでの電力に対応しているため、パソコンや携帯電話の充電器、電気シェーバーなどの小型機器から、炊飯器のような消費電力の大きな家電まで幅広く使用できます。

KODENが採用しているトロイダルトランス方式は、従来型と比べて35%以上の軽量化を実現。わずか2.8kgという軽さで、海外旅行や出張時の持ち運びも楽々です。

また、特筆すべき点は、トロイダルトランス式もトランス式と同様に、マイコンやコンピュータが内蔵された機器でも安全にご利用いただける設計になっていること。これにより、後から新しい電化製品を購入した際にも、変圧器を買い換える必要がなく、長期的にご使用いただけます。

【製品仕様】
・定格容量:1500W
・最大周波数:60Hz
・重量:2.8kg
・メーカー:東京興電(KODEN)

 

カナダ 変圧器 サイズ比較
【重さ】
日章工業3.5㎏ 東京興電2.8㎏

【コンセント口数】
日章工業2口 東京興電1口
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2025年1月現在、メーカーオンラインサイトでは在庫切れ。メーカー担当者の方に連絡を取ったところ「入荷の予定が立っていません」とのこと。
購入する場合には、下記のAmazonや楽天市場から購入してください。


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